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長期運用と複利効果

長期運用と複利効果

例えば、年7%で運用できる商品があるとします。毎年の利益を受け取りながら10年間運用すると1.7倍、20年で2.4倍、30年で3.1倍という計算になります。ところが、運用期間中は利益を受け取らず運用し続けた場合には、図表のような計算になります。

 

長期投資と複利効果

 

図を見ると、10年で1.967倍、20年で3.870倍、30年で7.612倍と年数が経つほど急激にふえていることがわかりますね。このように利益が利益を生み出し雪だるま式にお金がふえていきます。これを「複利効果」といいます。

 

また、複利効果は運用率が高いほど、運用期間が長いほど効果が大きいことがわかります。長期間運用できるお金を見つけて時間を味方につけることができれば、意外なまでに資産形成をすることが可能になるのですね。

運用率だけでなくリスクにも注意

運用率が高くなるほど複利効果は大きくなります。ところが、高い運用率を求めるほど、リスクが高くなります。このリスクは複利効果にどのような影響を与えるのでしょうか。

 

年7%の運用を10年続けると1.967倍になりました。同じように年平均7%なのですが、年に1回コインを投げ表が出たら+32%、裏が出たら-18%となるような商品があるとしましょう。この商品で10年間運用すると1.486倍にしかならない計算になります。

 

リスクと複利効果

 

このようにリスクが大きいほど複利効果を小さくしてしまいます。高い運用率が狙えればいいというものではないのです。運用率が下がっても安定的に運用できる商品の方が、長期投資には適しているのです。

分配金と税金

分配金とは運用で得た利益や元本の一部を定期的に取り崩し投資家へ分配するお金。元本を取り崩しても税金はかかりませんが、利益を取り崩せば税金がかかります。平成20年1月現在の税率は公社債投資信託が20%、株式投資信託が10%となっています。

 

利益を取り崩してしまうと、利益が利益を生む複利効果が期待できなくなります。取り崩した利益を再投資するにも、税金を取られた後に投資することになるため複利効果が小さくなってしまいます。

 

最近は毎月分配がある「毎月分配型」や2ヶ月に1度分配のある「隔月分配型」の商品がよく売られています。これらの商品はおこづかいをもらった気分にはさせてくれますが、長期的に資産形成する目的にはマッチしない商品ですので注意しましょう。