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資産運用の目的をはっきりさせることが第一条件
資産運用と言うと、その小難しいイメージからか「手段」や「方法」ばかりに目が行きがちですが、まずは「目的」を考えることが大切です。何のためにどのくらいのお金が必要となるのか? 「豊かな老後を過ごしたい」のであれば、どのくらいのお金があれば「豊か」なのかをはっきりさせておく。「病気や災害への備え」「老後の生活資金」「子どもの教育資金」など人それぞれ目的は異なると思いますが、あなたの明確なライフスタイルやライフプランに合わせて投資することが成功の第一条件になります。
最近は退職金などの大きなお金を手にした人が「運用しなくては」と、ある種の強迫観念にかられて始めるケースが目立ちます。こうした人の多くは、「雑誌に書い てあった」「金融機関の営業員に言われた」という理由だけで運用しようとしています。冷静になって「何のための資産運用 か」を自分自身に問い直してみましょう。
資産運用を始める動機
資産運用を始める動機は、大きく分けて「資産を増やしたい」「資産を守りたい」という2つ。一般的には「お金を増やしたい」「少しでも余裕のある生活がしたい」という「攻め」の気持ちから運用を始めます。一方、大きな資産 を持っている方は、「金融機関の破綻リスクを回避したい」「インフレヘッジをしたい」といった「守り」の気持ちから運用を始めることが多いようです。
いずれにせよ、数十年の期間で考えると、普通の人でも運用するかしないかで数百万円以上の差は出てくる計算になります。資産運用は絶対にしなければならないというものではありませんが、豊かな生活を送るために前向きに、そして早めに始めたいものです。

いつ始めるのが賢い!?
人生には、比較的資金に余裕のある「貯め時」とお金が必要となる「使い時」があります。
一般的な「貯め時」は、
(1)独身時代
(2)子どもが小さいとき
(3)リタイア前かつ子どもが独立後
の3つの時期。
逆に一般的な「使い時」は、
(1)教育費や住宅ローンの支払いが重なる時期
(2)老後
の2つです。
あなたはいまどの時期を迎えているでしょうか?
人生の貯め時であるはずなのに「お金が貯まらない」と困っている方は黄色信号です。 将来やってくる「使い時」のために一刻も早く何らかの資産運用を始めましょう。 まさに「時は金なり」です。
ついリスクばかり考えてしまって……
営業マンに勧められるがまま「儲かる」と思い込んで大金を投資したものの、大幅に株価が下落し大損してしまった……。
こんな話を資産運用の初心者の方からよく聞きます。
確かに資産運用にはリスクがつきものです。
でも考えてみてください。
一切のリスクなくして便利さやお得さを手に入れられるでしょうか。資産運用は、「どうリスクをコントロールするか」によって成否が決まるのです。
資産運用とリスクの関係性は、車の運転に例えるとよくわかります。
車は徒歩よりもずっと早く目的地に連れて行ってくれる便利な乗り物です。同じように資産運用も、通常よりも早く資産を増やすことのできる便利な手段です。ところが車は、スピードという便利さと引き換えに徒歩よりも「事故」の可能性が高まります。スピードを上げればリスクも大きくなるでしょう。資産運用にもまったく同じことが言えるのです。
あなたはこうした便利さとリスクの関係をどう捉えますか?
(1)こんな危ないものにはもう2度と近づきたくない
(2)リスクを極限まで減らして便利さやお得さを手に入れる
人それぞれだと思いますが「一生車には乗らない」と考える人は少数でしょう。車のない生活というのは不便なものです。資産運用も同じで、貯蓄が枯渇してしまうという逆のリスクを考えると、安全な範囲で運用しなければならないと考えるのではないでしょうか。では、どうしたらリスクを減らせるのでしょうか?
自動車教習所では、アクセルの踏み方を教えることはあまりありません。まず車の運転でもっとも大事な「ブレーキの踏み方」を教えます。ブレーキを上手に踏めないと命に関わるからです。しかし、安全運転する技術を身につけても事故は起こり得ます。命を落としたり大ケガをしたりする確率を減らすためにシートベルトを装着し、エアバックを装備するなどの「リスクを減らす対策をとること」が大事になります。
資産運用でも同じように儲けようとするばかりに失敗するケースがあり ます。「こうすれば儲かる」という魅力的な情報はあちこちにあふれていますが、車の運転と同じように最初にリスクをコントロールする技術を学ぶことが大切。事故が起きてもあなたのライフプランが崩れないような方法を知っておくことです。免許を取ってすぐにF1に出場する人はいませんよね?
まずは儲けることよりも大損するリスクを避け、どこまでリスクを取るのが最適なのかを考えること。目的を見失わないように運用を始めれば、きっと楽しく賢く資産運用できるようになるはずです!







